Formula 1

2021/12/03サウジアラビアGP

高速市街地サーキット

ジェッダ市街地サーキットはまだレースが行われていない新サーキットである。

路面にラバーが乗っていない非常に低グリップの市街地サーキットととなる。

市街地サーキットと言えばモナコやシンガポールがあるがどれもランオフエリアが少なくコースアウトは即ウォールクラッシュとなる危険性もある。

そんなリスクはドライバー達には承知の事だし皆平等のリスクである。

いかにセッティングを本戦に合わせられるか、ただ早いだけではなグリップレベルも問われるサーキットだ。

高速サーキットらメルセデス有利と言われるが路面状況によってはダウンフォースを高めて最高速を落とすことが基本セッティングになるかもしれない。

何より後2戦となった時点でドライバーランキングが1位のフェルスタッペンと2位のハミルトンの差が僅か8ポイントという接戦である。

お互いポイントを意識していないわけはないだろう。

リタイアだけは避けたい。しかし手を抜く訳にも行かない。チーム戦略も重要になる。

目が離せないサウジアラビアGPとなるだろう。

タイヤ選択

気になるのはタイヤだ。

ラバーが無い状態は逆に言うと好きな所にラバーを、乗せることも出来るということだ。

つまりフリー走行1でお互いの走りたいラインが明らかになりそのラインと同じ走行をする他車が多いいほどラバーは乗る。

となるとハミルトンとフェルスタッペンは乗るべく多くのラバーがあるラインを通る。

つまりお互い同じラインを走ることになる。

これはレコードラインを走るという意味では当たり前だかこのラインを外した時点で大幅なタイムロスの恐れがあるということだ。

スタートから第1コーナー進入で全てが決まってくる。そこに合わせて各車セッティングを煮詰めてくるだろう。

フリー1はラバーを乗せる作業フリー2でロングラン、フリー3で予選向けに。と予想する。

何より心配なのはピレリのタイヤだ。

ピレリのタイヤは新コースのデータはもちろん無いだろうから以前のタイヤバーストを彷彿させてしまう。

それだけは避けたいだろうが既にタイヤは作られているはずだ。

そのタイヤの懸念を理解しているチームは恐らくコースへのアプローチが他のチームとは少し違ってくるかもしれない。

それがメルセデスならば何かしっているのだろう。

ハミルトンの動き

ハミルトンの言動も気になるところだ。

ハミルトンはレースとは関係ない政治的な発言も多くそれは彼の信念であり誰も否定する必要はないがレースに集中してもらいたいと思う、が!それが狙いなのかもと私は勘ぐってしまった。

つまりレースで何か起きる、確実に起こることと言えばタイヤの消耗である。タイヤの摩耗は予想出来てその対策もできる。早めの交換など。

メルセデスがタイヤについて何かを知っていれば他のチームとは違ったタイヤ戦略をしてくるかもしれない。

タイヤの規定対応周回数が発表よりも耐久性が低かったら…?

その確率はゼロではない。以前のピレリを見れば明らかだ。

タイヤがチャンピョンシップを左右してしまう自体は避けなければならないが今年のハミルトンは恐らく来年も同じパフォーマンスは、維持出来ないだろう。つまり今年チャンピョンになれなければ今後チャンピョンになるのは難しいはずだ。

今回のサウジアラビアGPが最大の見どころとなるレースになるかもしれない。

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