こんにちはJunichiです。
バイクで走っていてエンジンからの音って気になりますよね。
最近エンジン付近からシャーシャー音が強くなって聞こえるんですよ。
で、走っている最中にクラッチを切るとそのシャーシャー音がきえる…
どうやらカムチェーンテンショナーの不具合っぽいので一旦取り外してバネを巻き直す作業をします。
カムチェーンテンショナーとは
パーツカタログだと上記図の⑧のアジャスタアッシテンショナーという名前です。
カムチェーンと直接触れる⑤のテンショナーっていう部品をバネの力で出ている棒でテンションをかけてチェーンの張り具合を適正にしているパーツです。
このパーツに不具合がおきるとカムチェーンへのテンションがうまくかからなくてチェーンがバタついて音がなるようです。
カムチェーンテンショナーはバイクによって種類があり手動でテンションを調整できるタイプと自動調整してくれるタイプがあります。
私のSV400Sは自動調整タイプです。
自動調整なのに不具合で音が鳴るってことは調整できる範囲を超えたカムチェーンの伸びや、その他の不具合がある可能性もあります。
今回はカムチェーンテンショナーの動きが悪くなったと想定してカムチェーンテンショナーを1回取り外して自動調整のバネを巻き直してまた取り付けるという作業を行いました。
リアのカムチェーンテンショナーは作業しやすいがフロント側は面倒
このバイクはV型2気筒エンジンで前と後ろにそれぞれシリンダーブロックがあります。
シリンダーブロックひとつに対してひとつのカムチェーンテンショナーがあります。
リアのカムチェーンテンショナーは右側ステップの裏あたりにあり、カムチェーンテンショナーを外さなくても直接バネを巻き直すことができます。
カムチェーンテンショナーの頭のネジ10ミリのボルトを外すと、中に細いマイナスドライバーで回すことでテンション棒を引っ込める事ができるアジャスターがあります。
テンション棒を何度か引っ込めては解放して伸ばしてを繰り返します。
特に動きが悪い感じは無かったです。
問題はフロント側です。
キャブレターを外さないとアクセスするのが難しいのです。
本当はリアと同じようにエンジンにつけたままバネを巻き直したかったのですが難しいので外すことにします。
外すのにネジが固着していたらマズイのでラスペネを吹いていおいた。
外すとこんな感じ。
バネが伸びて棒が飛び出た状態になります。
キレイだしオイルが固着した感じもないないですね。
棒は頭の部分をマイナスドライバーで回すと縮んでいきます。
回したまんまの状態出ないとまた棒が飛び出してエンジンに取り付けることが出来ません。
カムチェーンテンショナー棒ストッパー自作
丸型端子でストッパーを作りました。
端子をニッパー出来ってヤスリで整えて簡単にできます。
そしてこれを棒が縮んだ状態を指で維持しながらマイナスの穴に入れます。
丸端子のまる部分が丁度カムチェーンテンショナーの頭の部分にある溝に引っかかりストッパーになります。
カムチェーンテンショナーを新品で買うとストッパーが付いているようです。
ストッパーをつけたままエンジンにつけ直します。
ねじを締めてストッパーを外して棒が伸びる音を確認します。
そしてキャブレターなどを元に戻して作業完了。
エンジンを始動させます。
アイドリングは順調。
音は…変わってない
試走してみました。
気になってた明らかなシャーシャー音が気にならないくらいになったかな?
逆にシャカシャカ音が気になってきます。
タペット音ですかね?これは私では対処出来ないな。
今回はこれで良しとします!音も収まったということで。
まとめ
エンジンからのシャーシャー音はカムチェーンテンショナーが原因の可能性あり!
新品交換する前に調整や取り外して動作確認して問題なければまた取り付けてみる。
それで音が収まっているならまたしばらく様子みてみる。
次にまた音が気になってきたら新品交換をする。
エンジンからの音問題は長い付き合いになりそうです。