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【書評】「伝え方が9割」 感動を言葉に乗せる方法。「強いコトバ」をつくる5つの技術

こんにちはJunichiです。

今回はコピーライターの佐々木圭一さん著「伝え方が9割」という本を紹介したいと思います。

佐々木圭一さんは日本人初の米国広告賞「One Show Design」でゴールド賞を受賞して、国内外様々なアワードを獲得している人です。

著者はもともと「伝える」ことが得意ではなかったそうです。

なぜ得意でなかった「伝える」という仕事で数々の賞を取れるようになったのか。

それは著者がたくさんの経験をもとに伝える「コトバ」には技術があることに気づいたからだそうです。

この本はコトバという普段使っているのに特に気にもしないコトバにも伝え方の技術がある!と気づいた著者がその技術を伝えてくれています。

著書ではいくつかの伝え方の技術を紹介してくれていますが、今回はその中の1部を私なりに紹介出来ればと思います。

「強いコトバ」をつくる5つの技術

著書が言う「強いコトバ」とは、人の感情を動かすエネルギーのあるコトバ。

5つの技術で感情という掴みどころのない状態のものを「エネルギー」としてとらえ直すことで操ることができる。

気になるコトバ、心に残るコトバや思わず文章を読みたくなるコトバを意識して作って行くことができるようになる技術です。

その技術は以下の5つの方法として紹介しています。

  1. サプライズ法
  2. ギャップ法
  3. 赤裸々法
  4. リピート法
  5. クライマックス法

以上の5つです。これらを簡単に解説していきます。

サプライズ法

伝えるコトバにサプライズワード付けて何かを主張したいことに気付かせて興味を持って貰う方法。

コピーライターのプロの方もよく使っている簡単な方法だそうです。

サプライズワードとは…。

  • 「そうだ、〜」
  • 「ほら、〜」
  • 「実は、〜」
  • 「すごい、〜」
  • 「あ、〜」

などです。

サプライズ法の作り方は

  1. 伝えたいコトバを決める。
  2. 適したサプライズワードを入れる。

例 「そうだ、 京都 行こう 」

例のCMのようなキャッチコピーですね。

このようなコトバはサプライズ法という技術だ!と認識出来れば自分も使いこなして行けるようになると思います。

ただ何となく使っていたコトバも意識していくことでそのコトバの感情を上手く相手に伝えられるのですね。

ギャップ法

伝えたいコトバのスタート地点を下げ言いたい意味にギャップを作る。

例 「あなたの勝利だ」→「これは私の勝利ではない、あなたの勝利だ」(バラク・オバマ)

このようにコトバにギャップを作ってあげることで相手に感動をあたえ心を動かすコトバの技術です。

ギャップ法の作り方は

  1. 伝えたいコトバを決める。
  2. 正反対ワードを前半に入れる。
  3. 前後がつながるように自由にコトバを埋める。

例えば「私は味方です」というコトバを言いたいとする。

「味方」の正反対ワードは「敵」でこのワードを前半に入れて自由に、言葉を作ると。

「日本中の人が敵になっても私はあなたの味方です」

なんかドラマに出てくるセリフのようになってバックに、BGMが流れて来そうなコトバに、ねりますね!

こういったコトバも技術として紹介してくれています。

自分でも作れるんだと思うとワクワクしちゃいました!

赤裸々法

赤裸裸法、と著書では書いてありますので以後赤裸裸法と書いていきますね。

赤裸裸法はコトバに体感を持たせて詩人のようなニュアンスを作りだす方法です。

赤裸裸法の作り方は

  1. もっとも伝えたいコトバを決める。
  2. 自分の身体の反応を赤裸裸にコトバにする。
  3. 赤裸裸ワードをコトバの前半に入れる。

赤裸裸ワードってどんなワード?ってなりますね。

例えば

「上を向いて歩こう 涙かこぼれないように」(坂本九)

なんて歌詞聞いたことありますよね。

このような詩人的ワードを作るには自分自身の状態を観察すると良いです。

顔はどうなってる?→赤く染まっている

のどはどうなっている?→カラカラに乾いている

呼吸はどうなってる?→息が切れている

このように普段言わないコトバが赤裸裸ワードになりえますね。

これらを使っている有名曲の歌詞は沢山あります。

意識して聞くだけでも良い見本となりますね。

ただコトバを伝えるだけではなく、自分自身の状態も一緒に伝えることで相手に伝わる感情の幅も広くなります。

鳥肌が立つくらい面白い本だ!

リピート法

コトバをリピートして相手の記憶にすり込む方法。

相手の記憶に感情をのせる技術。

リピート法の作り方は

  1. 伝えたいコトバを決める。
  2. くりかえす。

例えば

「美味い」→「美味い 美味い」

簡単ですね。繰り返すだけです。

やはりこれも有名曲の歌詞に多いですね。

ただ繰り返していたのではなく聞く相手に記憶にすり込むために繰り返していたのか!と思うとリピート法もあなどれません。

簡単な方法なので使いやすいと思いますが多用すると変な感じになりそうなので伝えたいコトバ!でもポジティブなコトバがいい気がしました。

クライマックス法

クライマックス法を使うと切れかけた相手の集中力にスイッチを入れられて、寝ている人も目を覚ますような強烈な「強いコトバ」の技術です。

クライマックス法の作り方

  1. いきなり「伝えたい話し」をしない。
  2. クライマックスワードから始める。

クライマックスワードとは

「これだけは覚えて欲しい」

「ここだけの話しですが」

「一言つけ加えますと」

など何か話をする前にクライマックスワードを使うことによって相手を話に引きつけることができます。

相手の集中力を引き出すコトバの技術とも言えますね。

以上の5つの「強いコトバ」を作る技術でした。

まとめ

これらの技術を使い感動をどう作るかがポイントです。

著書には他にも「10分で強いコトバを作る技術」や「ノー」を「イエス」に変える技術などを例文を交えてわかりやすく解説してくれています。

相手に感動を上手く伝えたい!

熱く震える感情を伝えたい!

そんなあなたにおすすめです。

気になったかたは是非手に取って読んでみてください。

伝え方が9割

 

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まんが版もあるそうです。マンガでわかりやすく理解したい人にはおすすめです!

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