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無力感から立ち直る方法。逆境をチャンスと捉える。

こんにちはJunichiです。(@Junichi_Riders)

人は挫折や大きなショックに出会うと希望を失ったり諦めるという道を選び、無力感を味わってしまうことがある。

この「幸福優位7つの法則」の中に書いてある無力感を打破して逆境をチャンスに変える解釈の練習の方法を紹介します。

無力感は波及する

まずは無力感について知っておくことが大事です。

人は1分野で無力感を学習してしまうと「過剰学習」が起こりその分野に関して諦めるのではなく他の分野にも当てはめてしまう。

1つの道が行き止まりと思うと他の道も行き止まりと思ってしまのだ。

無力感の悪循環

「過剰学習」が起こると悪循環が始まり生活の全てが上手くいかなくなる。

悲観的になり「うつ」と呼ばれる状態になってしまう。

こうした悪循環は個人的だけでなく大きな社会的な規模でも起こる。

「学習された無力感」は学校や社会、あらゆる場所で蔓延して関わる人の選択肢を無くしてしまう恐れがある。

無力感を打破する者

こんな話は聞いた事があるだろうか。

1900年代、ビジネスチャンスを探るためアフリカに派遣された2人の”靴”のセールスマンの話だ。

それぞれ2人は上司に電報を打った。

1人は「ここは全く見込みがありません。誰も靴を履いていないのです。」

もう1人は「ここは素晴らしい所です!ここはまだ誰も靴を履いていません!」

苦境に陥った時にその中でチャンスを見いだそうとする者と、そうでない者がいるということが分かる。

楽観的説明スタイル

”成功への道はほぼ全て説明スタイルが決定している”

これを理解する事で危機を成長のきっかけにすることが出来る。

楽観的説明スタイルとは

困難な状況の説明の仕方がポジティブであることだ。

逆境を「限定的な一時的なもの」として解釈するタイプの人はより良い結果を出そうと努力する。

逆に「悲観的な説明スタイル」の人は逆境をネガティブにとらえ物事が良くなることは無いと諦めてしまう。

このタイプの人は無力感に落ち込み努力をやめてしまう。

無力感を打破して逆境をチャンスに変える解釈の練習の方法

楽観的説明スタイルを自然にできる人もいれば上手くできない人もいる。

しかしこの楽観的説明スタイルは学習する事ができる。

無力感を打破して逆境をチャンスに変える解釈の練習の方法「解釈のABCDモデル」だ。

  • A (Adversity=困難な状況)
  • B (Belief=信念)
  • C (Consequence=結果)
  • D (Disputation=反論)

Aの「困難な状況」自体は変えられないのでそのまま受け入れる。

Bの「信念」は、そのできごとをどう考えるかである。

なぜそれがおきたのか?

それが将来にどんな意味を持つのか?

それは一時的で限定的なものか?

それは永続的で大々的なものか?

解決方法は分かっているのか?

解決不能なのか?

Cは逆境が「短期的なもので成長の機会であり人生のわずかな一部分に過ぎない」と思うことができればポジティブな「結果」を得るチャンスは最大となる。

悲観的にものごとが悪くなると信じればネガティブな「結果」となる。

Dではもしネガティブな「結果」という考えになってしまったとき「反論」を使う。

反論するためにB「信念」というのは単に自分が信じていることに過ぎず事実そのものではないと自分に言い聞かす。

そしてそのネガティブな「結果」になってしまう「信念」に対して反論する。

「そう信じる証拠でもあるのか?」

など声に出して反論するとより良い。

そして今の状態が本当に悪い状態であるにしても反論を行う前に感じたのと同じくらいに悪いかを考える。

最初に感じたほど絶望的では無いことを時間をかけて自分にわからせるのだ。

まとめ

困難な状況を受け入れてポジティブにとらえどう考え行動するか。

それ次第で逆境はチャンスとなる。

「ものごとは大抵、じぶんが思うほどには悪くはない」

というのが基礎生理学に基づく事実なのだ。

人は進化の過程で極めて過酷な生活環境にさえ、うまく適応できるように作られているのだ。

逆境は決して最初に恐れていたほど酷くはないし長続きもしない。

何より大事なのは成功は「1度も失敗しないこと」ではないということを理解することにある。

失敗したからと言って直ぐに諦めるのでは無くなぜ失敗してしまったのか?

「解釈のABCDモデル」を実践して困難を楽しみにしてしまう位の遊び心をもってチャンスに変えていきましょう。

 

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