こんにちはJunichiです。
SV400Sのフロントサスってなんだかフワフワしてやわらかいサスペンションだと思いませんか?
もっとシャキ!っとさせたいな~と思い「YAMALUBE G15」のサスペンションオイルに交換してみました。
そして3,000Kmほど走りましたでしょうか、そのオイルの感触や感想を紹介したいと思います。
サスペンションオイルを交換する際にオイル粘土の選択に迷っている方の参考になれば幸いです。
YAMALUBE G15のファーストインプレッション
交換直後の感想は…
硬いです。
SV400Sの純正フォークオイルの硬さはG10指定なのですが、1つ上の硬さのG15でほんの少し硬くなればいいなぁー程度で思っていましたがかなり固く感じました。
交換前(5000km以上走ったフォークオイル)はブレーキを握った分しっかりとフロントフォークが沈みこんでいました。
しかしこのG15交換直後はブレーキを軽くかけても殆どフロントフォークが沈みこんでくれません!
スピードに乗って強くブレーキを掛けると、やっと沈みこんでくれるという硬さ!
これでは硬すぎてフロントタイヤに十分に荷重できないですね。
オーバーホールしたので残油などの影響はないのでオイル量はサービスマニュアルの指定の量で入れました。
油面は社外品インナーチューブを使っているため長さが違うので油面で合わせず量で合わせました。
油面が違うことが硬さにも影響しているのでしょうか?
交換直後の乗り心地
フロントフォークのオーバーホールをした後なのでフロント周りから手に伝わる振動などは非常にマイルドでマンホールを踏んだ時のフロントフォークから手に伝わるショックは殆ど少なくなっていて乗り心地は良くなっていました。
つまり普通に走る分にはとても良い感じです。
直進時は変に硬さも感じることは無くフォークオイル交換前はフワフワした感じが常にありましたが交換後はフワフワ感は無くなりまさにシャキっとした感じでした。
交換後3000kmくらい走った感想
交換前のG10に比べてまだ硬いのですがその硬さにも慣れてきます。
しかし相変わらずフロントフォークの沈み込みは硬くフロントフォークを使い切っていない感じがあります。
乗り心地は慣れもあり特に悪い感じもないのですが、スプリングの硬さが柔らかいせいなのでしょうか?コーナリング中にフロントフォークがフワフワする感じがします。
リヤサスペンションを交換したあとは尚更フロントサスペンションのフワフワ感が際立ちます。
フロントフォークスプリングを交換するとどうなるか気になるところです。
ブレーキング
硬さがある分フロントフォークの沈み込みが少ないということはブレーキのコントロール性にも影響があるのかと思います。
フロントブレーキは強くかけても底づきする感じはなくブレーキをかけ続けても奥の方まで届かず中間くらいで踏ん張っている感じです。
ブレーキのコントロール性はブレーキパッド等からも依存しているかと思いますがフロントフォークオイルも少なからず影響がありそうです。
現在使用しているブレーキパッドはデイトナの赤パッドですがフロントに荷重がかかりにくくなったせいかブレーキの効きが悪くなったような感覚になりました。
フロント荷重をブレーキで作る際は強めにブレーキを握らなくてはいけないためスピード域が低い場合はほとんどフロント荷重が作れなくなりフロントタイヤも使っているという感覚が薄れてしまいました。
サーキットなどのスピード域が高い場合はフォークオイルは硬めが良いのでしょうが一般道ではフロントタイヤを潰すことが難しくなるのかなと思います。
YAMALUBE G15 と SUZUKI 純正 フロントフォーク G10 との違い
フロントフォークオイル各メーカーの硬さ数値
メーカー | 商品名 | cSt(40℃) | 100℃ |
WAKO'S | FK01 | 15.4 | 3.6 |
FK10 | 33.6 | 6.1 | |
FK20 | 53.4 | 8.0 | |
HONDA | 5 | 17.0 | 3.8 |
10 | 35.2 | 5.7 | |
YAMAHA | G01 | 15.6 | 3.5 |
G5 | 17.7 | 3.5 | |
G10 | 33.2 | 5.7 | |
G15 | 47.3 | 7.2 | |
SUZUKI | G10 | 33.3 | 5.8 |
G15 | 47.7 | 7.3 | |
L01 | 15.5 | 3.6 | |
W-15 | 16.8 | 5.7 | |
KAWASAKI | G10 | 33.9 | 5.8 |
G15 | 49.5 | 7.3 | |
15-10 | 15.3 | 3.5 | |
KAYABA | G05 | 37.2 | 6.2 |
G15 | 55.2 | 7.8 | |
G30S | 116.1 | 16.7 |
表から分かるようにSUZUKIのG10とYAMAHAのG15の硬さの差は14だとわかります。
僅か14でもかなり違いがあったと体感出来ました。
SUZUKIのG10は距離は乗っていて劣化していたとしても柔らかい感じはしていたのは間違いないので数値の33.3より少しだけ固くしたいと思っています。
しかしフワフワした柔らかさはスプリング自体の柔らかさが大部分をしめているかもしれません。
フォークオイルでフロントフォークの硬さを調整するのはドツボにハマりそうな予感しかしません。
今後のフロントフォークはどうする
しばらくはこのままで乗りますが今後フロントフォークスプリングを交換してみたいと思います。
スプリング候補はHYPERPROのスプリングです。
その際フロントフォークオイルは純正のG10か他メーカーのG10クラス相当のフロントフォークオイルに交換しようと思っております。
まとめ
YAMALUBE G15はSV400Sの純正フォークオイルG10に比べて硬さがありフロントフォークの沈み込みが少なくフロントフォークの性能を発揮出来ない。
性能を発揮させる私の腕がない!
純正指定の粘土はしっかり考えられた一般道ではベストな選択。
そもそもフロントフォークスプリングが柔らかいのでフワフワ感はある。
今後フロントフォークスプリングを交換する事でフワフワ感が少なくなればフロントフォークオイルは純正フォークオイルの33.3付近の硬さで決めたいです!